近年、相続や高齢化の影響により空き家が増加しています。
佐倉市・四街道市・大網白里市などでも、
- 相続した実家が空き家になった
- 親が施設に入所して誰も住んでいない
- 遠方に住んでいて管理できない
といった理由で空き家を所有している方が増えています。
そんな空き家問題の中でも特に多い相談が、
「庭木が隣地に越境してしまった」
という近隣トラブルです。
所有者は気付いていなくても、隣家にとっては大きなストレスになっているケースがあります。
今回は、空き家の庭木による越境トラブルの実例やリスク、対処法について詳しく解説します。
空き家の庭木は想像以上に成長する
人が住んでいる家であれば、
- 定期的な剪定
- 草刈り
- 落ち葉の清掃
が行われます。
しかし空き家になると管理頻度が大幅に減ります。
その結果、
- 植木
- 生垣
- 竹
- 雑木
などが急速に成長します。
特に春から秋にかけては成長速度が速く、
数年放置しただけで隣地を超えるケースも珍しくありません。
越境とは?
越境とは、自分の敷地内にあるものが隣地へはみ出している状態です。
空き家で多いのは、
- 枝が隣家へ伸びる
- 木の幹が境界を越える
- 根が隣地へ侵入する
といったケースです。
所有者からすると
「少しくらい大丈夫だろう」
と思うかもしれません。
しかし隣家にとっては深刻な問題になることがあります。
よくあるトラブル① 落ち葉問題
最も多いのが落ち葉です。
例えば、
- 柿の木
- 桜
- ケヤキ
- イチョウ
などは大量の落ち葉を発生させます。
隣家では、
- 毎日の掃除
- 雨どい詰まり
- 排水不良
などが起こります。
実際に
「隣の空き家の葉っぱを毎週掃除している」
という苦情は非常に多いです。
よくあるトラブル② 害虫の発生
庭木が伸び放題になると、
- 毛虫
- ハチ
- ゴキブリ
- ムカデ
などが発生しやすくなります。
特に夏場は、
空き家の庭木が原因でスズメバチの巣が作られることもあります。
隣家からすると安全面の問題にも発展します。
よくあるトラブル③ 日当たりが悪くなる
大きく成長した樹木は、
隣家の日当たりにも影響します。
例えば、
- 洗濯物が乾かない
- 部屋が暗くなる
- 庭に日が当たらない
といった問題です。
長年住んでいる方ほどストレスを感じやすく、
近隣関係の悪化につながることがあります。
よくあるトラブル④ 台風や強風による倒木
管理されていない樹木は危険です。
老朽化した木や枯れ木は、
台風や強風で倒れる可能性があります。
もし倒木によって、
- 隣家の屋根
- フェンス
- 車
などを破損させれば、
損害賠償問題になることもあります。
2023年から法律が変わった
以前は、
隣地から伸びてきた枝を勝手に切ることはできませんでした。
しかし2023年4月の民法改正により、
一定条件を満たせば、
隣地所有者が枝を切除できる場合があります。
例えば、
- 所有者へ依頼しても対応しない
- 所有者が分からない
- 緊急性がある
などです。
つまり、
放置すると隣人との関係がさらに悪化する可能性があるのです。
相続した実家で特に多いケース
相続した実家では、
遠方に住んでいるケースが多くあります。
例えば、
- 実家は佐倉市
- 相続人は東京在住
というケースです。
現地へ行く機会が少ないため、
庭木の成長に気付きません。
その結果、
近隣から突然苦情が来ることがあります。
庭木管理にかかる費用
庭木の剪定費用は、
樹木の大きさによって異なります。
一般的には、
- 小規模剪定:1万円~3万円
- 中規模剪定:3万円~10万円
- 大規模伐採:10万円以上
が目安です。
放置するほど費用は高額になります。
売却前の空き家は要注意
売却を予定している空き家でも、
庭木の管理は必要です。
購入希望者が内覧した際に、
- 草木が伸び放題
- 庭が荒れている
という状態では印象が悪くなります。
結果として、
売却価格の低下や長期化につながる場合があります。
利用予定がないなら売却も選択肢
空き家を所有しているだけでも、
- 固定資産税
- 火災保険
- 草刈り費用
- 剪定費用
がかかります。
さらに近隣トラブルのリスクもあります。
利用予定がない場合は、
早めに売却や活用を検討することも大切です。
四街道市・佐倉市でも増える庭木トラブル
四街道市や佐倉市では、
高度経済成長期に建築された戸建て住宅が多くあります。
こうした住宅には、
- 庭木
- 生垣
- 大木
が残されていることが少なくありません。
所有者の高齢化や相続により管理できなくなり、
近隣トラブルへ発展するケースが増えています。
まとめ|庭木の越境は早めの対応が重要
空き家の庭木は放置すると、
- 落ち葉問題
- 害虫発生
- 日照問題
- 倒木リスク
- 近隣トラブル
など様々な問題を引き起こします。
特に相続した実家では、所有者が遠方に住んでいるケースも多く、気付かないうちに近隣へ迷惑をかけていることがあります。
空き家の庭木は、「まだ大丈夫」と思っているうちに大きな問題へ発展することがあります。
定期的な管理や剪定を行い、必要に応じて売却や活用を検討することが大切です。
佐倉市・四街道市・大網白里市周辺で空き家や相続した実家にお悩みの方は、早めの対策を心掛けましょう。庭木の管理一つで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。


