近年、相続した実家や空き家の売却相談が増える中で、
「残っているエアコンは売れるのでしょうか?」
という質問をいただくことがあります。
実家の片付けを進めていると、
- エアコンが数台残っている
- まだ動きそうだから捨てるのはもったいない
- 売れるなら少しでも現金化したい
と考える方も少なくありません。
しかし実際には、エアコンは年式や状態によって価値が大きく変わります。
今回は、空き家に残されたエアコンが売れるのか、処分費用はどのくらいかかるのか、不動産売却時はどうするべきかについて詳しく解説します。
相続した実家で意外と多いエアコン問題
空き家の片付けでよくあるのが、
「家具は処分したけどエアコンだけ残っている」
というケースです。
特に親世代の住宅では、
- リビング
- 寝室
- 子供部屋
など複数台設置されていることがあります。
売却前に、
「取り外した方がいいの?」
「そのまま残して大丈夫?」
と悩む方も多いです。
エアコンは売れる場合がある
結論から言うと、
比較的新しいエアコンであれば売れる可能性があります。
特に、
- 製造から5年以内
- 国内有名メーカー
- 故障していない
- きれいな状態
であれば買取対象になるケースがあります。
人気メーカーとしては、
- ダイキン
- パナソニック
- 三菱電機
- 日立
- 富士通ゼネラル
などが挙げられます。
製造年数が重要
エアコンの価値を決める最大のポイントは年式です。
中古市場では、
一般的に製造から10年以上経過したエアコンは買取が難しくなります。
例えば、
- 3年落ち → 買取可能性高い
- 5年落ち → 状態次第
- 10年以上 → 買取困難
というケースが多くなります。
実家に残っているエアコンは10年以上前のものも多いため、期待したほど価値が付かないこともあります。
動作確認できないと買取が難しい
空き家では、
すでに電気契約を停止していることがあります。
その場合、
エアコンが正常に動くか確認できません。
買取業者も動作保証ができないため、
査定額が下がったり、買取不可になったりすることがあります。
取り外し費用の方が高いことも
エアコンは売れても、
取り外し作業が必要です。
一般的な取り外し費用は、
1台あたり
5,000円~15,000円程度
が相場です。
例えば、
古いエアコンで買取価格が3,000円だった場合、
取り外し費用の方が高くなる可能性があります。
エアコンの処分にも費用がかかる
売れないエアコンは処分することになります。
しかしエアコンは家電リサイクル法の対象です。
粗大ごみとして処分できません。
処分する場合は、
- リサイクル料金
- 収集運搬料金
が必要になります。
一般的には、
5,000円~10,000円程度
の費用がかかります。
不動産売却時は残した方がいい?
売却時によく聞かれるのが、
「エアコンは外した方がいいですか?」
という質問です。
結論としては、
無理に外す必要はありません。
中古住宅の場合、
購入希望者によって考え方が異なります。
例えば、
「そのまま使いたい」
という方もいれば、
「どうせ交換する」
という方もいます。
そのため、売却前に慌てて処分する必要はありません。
残置物として引き渡すケースも多い
中古住宅の売買では、
エアコンを残置物として引き渡すことがあります。
残置物とは、
「壊れても売主が責任を負わない設備」
という扱いです。
買主が納得していれば、
そのまま残して引き渡すことも可能です。
買取業者へ依頼する前のチェックポイント
エアコンを売却したい場合は、
まず以下を確認しましょう。
製造年
室内機の側面シールに記載されています。
メーカー
ダイキンやパナソニックなど人気メーカーは有利です。
動作状況
冷暖房が正常に動くか確認します。
室外機の状態
サビや破損がないか確認します。
相続した実家でよくある失敗
よくあるのが、
売却前にすべて撤去してしまうケースです。
しかし、
- エアコン
- 照明
- カーテン
などは、購入希望者が喜ぶこともあります。
撤去費用をかけたのに、
結果的に必要なかったということもあります。
まずは不動産会社へ相談してから判断するのがおすすめです。
空き家売却と残置物問題
空き家にはエアコン以外にも、
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- タンス
- 仏壇
などが残されていることがあります。
こうした残置物の整理は売却時の大きな悩みの一つです。
しかし最近では、
現況のまま買取を行う不動産会社も増えています。
必ずしも全て片付けてから売却する必要はありません。
四街道市・佐倉市でも増える空き家相談
四街道市や佐倉市、大網白里市でも、
相続した実家の売却相談が増えています。
その中で、
「エアコンはどうしたらいいですか?」
という相談も珍しくありません。
築20年以上の住宅では、
エアコンの価値よりも売却方法を優先した方が良いケースが多くあります。
まとめ|エアコンは年式次第で売れるが無理に外す必要はない
空き家に残されたエアコンは、
- 製造から5年以内
- 人気メーカー
- 正常動作品
であれば売れる可能性があります。
しかし、
- 10年以上経過
- 動作確認できない
- 故障している
場合は買取が難しくなることが一般的です。
また、取り外し費用や処分費用が発生するため、必ずしも撤去した方が得とは限りません。
相続した実家や空き家を売却する際は、エアコンを含めた残置物をどうするか、不動産会社へ相談しながら進めることをおすすめします。
「売れると思っていたら処分費用がかかった」
「慌てて撤去したけど残しても問題なかった」
というケースも少なくありません。
空き家売却では、まず物件全体の状況を確認し、最適な方法を選ぶことが大切です。


