相続した実家や、長期間誰も住んでいない空き家をそのままにしていませんか?
空き家は人が住んでいる住宅と比べて、建物の異常や害虫・害獣の侵入に気付きにくくなります。
特に注意したいのが、シロアリやネズミ、ハクビシン、アライグマ、ハチなどによる被害です。
「誰も住んでいないから被害も少ないだろう」と考えてしまいがちですが、実際には人が住んでいないことによって、かえって被害が進行してしまうケースがあります。
さらに、シロアリや害獣による被害を長期間放置すると、建物の劣化が進み、修繕費用が高額になる可能性があります。
空き家を売却する場合にも、建物の状態によっては査定や売却方法に影響することがあります。
今回は、空き家で発生しやすいシロアリ・害獣被害と、放置するリスク、売却前に確認しておきたいポイントについて解説します。
なぜ空き家はシロアリ被害を受けやすい?
シロアリは、住宅の木材などを食害する害虫です。
特に注意したいのが、床下や水回り、基礎周辺などです。
人が住んでいる住宅であれば、雨漏りや水漏れなどの異常が発生した場合、比較的早く気付くことができます。
しかし、空き家では異常が発生しても誰も気付かないまま、長期間放置されてしまうことがあります。
例えば、床下でシロアリ被害が発生していても、普段その家を利用していなければ、床の異常や建物の変化に気付く機会がありません。
その結果、被害が広がってから初めて発見されることがあります。
シロアリ被害で注意したい場所
空き家を確認するときは、次のような場所に注意しましょう。
・床下
・浴室周辺
・洗面所周辺
・キッチン周辺
・玄関周辺
・柱や土台
・雨漏りしている場所
・湿気が多い場所
特に水分が多い場所や湿気がこもりやすい場所は、シロアリ被害の確認が重要です。
床がフワフワする、柱や床材に異常がある、木材に穴が開いているなどの場合は、専門業者による点検を検討しましょう。
シロアリだけではない!空き家の害獣被害
空き家で注意したいのは、シロアリだけではありません。
代表的なものとして、
・ネズミ
・ハクビシン
・アライグマ
・イタチ
・コウモリ
・鳥類
などが挙げられます。
これらの動物が屋根裏や床下、天井裏などに入り込むと、さまざまな問題が発生する可能性があります。
害獣が住み着くと何が起こる?
害獣が空き家に侵入すると、屋根裏や天井裏などにフンや尿が残されることがあります。
また、断熱材を荒らしたり、配線をかじったりするケースもあります。
さらに、フンや尿によるニオイが発生したり、ダニやノミなどの害虫が発生したりする可能性もあります。
空き家の場合、こうした被害が発生してもすぐに気付けないため、結果的に被害が大きくなってしまうことがあります。
「最近、天井から音がする」
「屋根裏から物音が聞こえる」
「室内に異臭がする」
「庭に動物のフンがある」
といった場合は、害獣の侵入を疑ってみる必要があります。
空き家は「侵入されやすい状態」になっていることも
空き家では、建物の劣化によって動物が侵入しやすくなることがあります。
例えば、
・屋根や外壁に隙間がある
・軒下に穴がある
・換気口が壊れている
・網戸が破れている
・屋根瓦がずれている
・床下の通気口が破損している
などです。
人が住んでいれば気付きやすい小さな破損でも、空き家では何年も放置される可能性があります。
その結果、そこから害獣が侵入し、住み着いてしまうことがあります。
庭の管理も害獣対策につながる
空き家では、建物だけでなく庭の管理も重要です。
雑草や庭木が伸び放題になると、建物の周辺が見えにくくなります。
また、動物が身を隠しやすい環境になる可能性もあります。
さらに、庭に置かれたゴミや不要な物、放置された物置などが害獣の隠れ場所になることもあります。
空き家を管理する場合は、建物だけでなく、庭や敷地全体を確認することが大切です。
シロアリや害獣被害は売却に影響する?
「シロアリがいる空き家は売れないのでは?」
「害獣被害があると査定額は大きく下がる?」
と心配される方もいるでしょう。
結論として、シロアリや害獣被害があるからといって、必ず売却できないわけではありません。
ただし、被害の程度によっては売却価格や売却方法に影響する可能性があります。
例えば、シロアリによって柱や土台などに大きな被害がある場合、建物の安全性について確認が必要になります。
また、害獣によって天井裏や断熱材、配線などに被害が発生している場合も、修繕の必要性を検討することになります。
売却前に修繕した方がいい?
空き家を売却するときに、「シロアリ被害があるから先に修理しよう」と考える方もいます。
しかし、必ずしも所有者がすべて修繕してから売却する必要はありません。
特に築年数が古い空き家では、買主が購入後にリフォームや建て替えを検討するケースがあります。
そのため、数百万円かけて修繕しても、その費用を売却価格にそのまま反映できるとは限りません。
まずは不動産会社に現状を見てもらい、
「修繕してから売却する」
「最低限の処置だけ行う」
「現状のまま売却する」
「建物を解体して土地として売却する」
など、物件に合った方法を検討することが重要です。
「被害を隠して売却」は避けましょう
シロアリや害獣の被害がある場合、売却時に重要なのが正確な情報を伝えることです。
「少しだけシロアリがいた」
「昔、ネズミが出たことがある」
など、所有者が把握している情報については、できるだけ不動産会社に伝えておきましょう。
被害を把握しているにもかかわらず、その事実を伝えないまま売却すると、後から買主とのトラブルにつながる可能性があります。
売却をスムーズに進めるためにも、分かっていることを正直に伝えることが大切です。
空き家を放置しないことが最大の対策
シロアリや害獣被害を防ぐために重要なのは、空き家を長期間放置しないことです。
定期的に、
・室内の換気
・雨漏りの確認
・水回りの確認
・床下や基礎周辺の確認
・屋根や外壁の確認
・庭の草刈り
・害獣の侵入跡の確認
などを行いましょう。
遠方に住んでいて自分で管理できない場合には、空き家管理サービスなどを利用する方法もあります。
「売るか迷っている」段階でも相談してOK
相続した空き家の場合、「まだ売ると決めていないから不動産会社に相談しにくい」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、売却を決める前に現在の不動産価値を知っておくことは重要です。
例えば、
「シロアリ被害があるけど、いくらくらいで売れる?」
「害獣が住み着いている空き家でも売却できる?」
「修繕するのと、そのまま売るのはどちらがいい?」
といった相談をすることで、今後の選択肢が見えてきます。
千葉県の空き家でも注意が必要
千葉県には、千葉市・船橋市・市川市・松戸市・柏市などの都市部から、四街道市・佐倉市・八千代市・習志野市・流山市・大網白里市・東金市・茂原市など、さまざまな地域に戸建て住宅があります。
相続などによって空き家を所有することになったものの、所有者自身は県外に住んでいるというケースもあります。
そうした場合、長期間現地を確認できず、シロアリや害獣、雨漏りなどの被害が進んでしまう可能性があります。
「実家だから大丈夫」と思わず、一度は建物の状態を確認しておきましょう。
そらいえでは空き家の売却相談を承っています
そらいえでは、空き家や相続した不動産の売却についてご相談を承っています。
「長期間放置している空き家がある」
「シロアリ被害が心配」
「屋根裏から物音がする」
「害獣が住み着いているかもしれない」
「修繕してから売るべきか、そのまま売るべきか分からない」
このようなお悩みがある方も、まずはお気軽にご相談ください。
空き家の売却では、建物がきれいかどうかだけで判断するのではなく、土地の価値、建物の状態、立地、接道状況、周辺環境などを総合的に確認することが大切です。
まとめ
空き家は人が住んでいないことで、シロアリやネズミ、ハクビシン、アライグマなどの害獣による被害に気付きにくくなります。
被害を長期間放置すると、床下や柱、天井裏、断熱材、配線などに影響し、建物の劣化が進む可能性があります。
また、被害の程度によっては、空き家を売却するときの査定や売却方法に影響することもあります。
ただし、シロアリや害獣被害があるからといって、必ずしも売却できないわけではありません。
大切なのは、被害を把握した段階で早めに建物の状態を確認し、必要な対策を検討することです。
また、売却前に高額な修繕をする場合は、本当に費用をかけるメリットがあるのかを不動産会社に相談しましょう。
「売却するかまだ決めていない」という段階でも、現在の不動産価値を知っておくことで、今後の選択肢を考えやすくなります。
相続した実家や長期間使用していない空き家がある方は、シロアリや害獣による被害が大きくなる前に、一度建物の状態を確認してみてはいかがでしょうか。


