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不動産営業が空き家の壁を触る理由とは?査定時に確認しているポイント

空き家の査定や内覧で不動産会社の担当者に来てもらったとき、壁を手で触っている姿を見たことはありませんか?

「壁を触って何を確認しているの?」

「見た目だけでは分からないことがあるの?」

と疑問に思う方もいるでしょう。

実は、不動産営業が空き家の壁を触るのには理由があります。

壁は、住宅の中でも建物の状態を確認するための重要な部分です。見た目ではきれいに見えていても、触ってみることで、湿気や劣化、壁紙の浮き、下地の異常などに気付ける場合があります。

特に空き家は、長期間人が住んでいないことで、雨漏りや結露、カビなどの異常が発生していても、発見が遅れてしまうことがあります。

今回は、不動産営業が空き家の壁を触る理由と、査定時に確認しているポイント、壁の状態が売却価格に与える影響について解説します。

目次

なぜ不動産営業は空き家の壁を触るの?

一番の理由は、目で見るだけでは分からない壁の状態を確認するためです。

壁を見ただけでは、表面の壁紙がきれいであれば「問題なさそう」と感じるかもしれません。

しかし、実際には壁紙の下に湿気がたまっていたり、下地が傷んでいたりする可能性があります。

そのため、壁の色やシミを見るだけでなく、実際に手で触れて状態を確認することがあります。

もちろん、不動産営業が触っただけで壁の内部まで正確に判断できるわけではありません。

異常が疑われる場合には、専門業者による調査が必要になることもあります。

①壁が湿っていないか確認する

空き家で特に注意したいのが「湿気」です。

長期間使用されていない住宅では、室内の空気がこもり、湿気がたまりやすくなる場合があります。

特に、

・北側の部屋
・日当たりの悪い部屋
・収納内部
・水回り周辺
・窓の近く

などは注意が必要です。

壁に触れたときに、通常とは違う湿気を感じる場合には、結露や雨漏りなどの可能性を考える必要があります。

ただし、触った感覚だけで原因を判断することはできません。

気になる場合は、目視確認や専門業者による調査を行います。

②壁紙の浮きや膨らみを確認する

壁を触る理由の一つが、壁紙の浮きや膨らみを確認することです。

壁紙が一部だけ浮いていたり、膨らんでいたりする場合、湿気や水分の影響を受けている可能性があります。

例えば、窓の周辺や天井に近い部分に変化がある場合は、結露や雨漏りなどが原因になっているケースがあります。

また、単純に経年劣化によって壁紙が浮いている場合もあります。

そのため、壁の状態だけで原因を決めつけず、周辺の状況と合わせて確認することが大切です。

③カビの発生を確認する

空き家では、カビも重要なチェックポイントです。

長期間換気されていない住宅では、湿気がこもることでカビが発生することがあります。

特に、

・北側の壁
・押し入れ
・クローゼット
・家具の裏側
・窓周辺

などは注意が必要です。

カビは見た目だけでなく、独特のニオイが発生することもあります。

そのため、不動産営業は壁を確認するとき、目視だけでなく、周辺のニオイや湿気の状態なども確認することがあります。

④雨漏りの可能性を確認する

壁を見るときに重要なのが、雨漏りの跡がないかです。

壁に茶色や黄色っぽいシミがある場合、雨漏りや水の侵入が疑われることがあります。

特に、

・窓の上部
・天井と壁の境目
・外壁側の壁
・屋根に近い部分

などにシミがある場合は注意が必要です。

ただし、シミがあるからといって必ず雨漏りとは限りません。

結露や過去の水漏れなど、さまざまな原因が考えられます。

そのため、壁の状態だけではなく、屋根や外壁、窓、配管なども含めて確認する必要があります。

⑤壁が異常に柔らかくないか確認する

通常の壁と比べて、一部分だけ柔らかく感じる場合があります。

こうした場合、壁の下地や石膏ボードなどが水分の影響を受けている可能性があります。

特に水回り周辺では、

・浴室
・洗面所
・キッチン
・トイレ

などを確認することが重要です。

水漏れが長期間続いていると、壁の内部まで影響している可能性があります。

空き家の場合は、水漏れが発生していても発見が遅れることがあるため注意が必要です。

⑥外壁側の壁にも注目する

室内の壁だけでなく、外壁側の壁も重要です。

外壁にひび割れや劣化がある場合、雨水が内部へ侵入している可能性があります。

特に築年数が経過している住宅では、

・外壁のひび割れ
・シーリングの劣化
・塗装の劣化
・サイディングの浮き

などがないか確認することがあります。

室内の壁に異常がある場合、外側に原因がある可能性もあるため、建物の内外を合わせて見ることが重要です。

⑦壁を触って「建物全体」を考える

不動産営業が壁を触るのは、その部分だけを確認しているわけではありません。

壁の状態から、

「この家は湿気が多いのか?」

「雨漏りの可能性はないか?」

「築年数相応の劣化なのか?」

「修繕が必要なのか?」

など、建物全体の状態を考える材料にしています。

一つの壁だけを見て判断するのではなく、床、天井、窓、基礎、外壁、屋根などを総合的に確認します。

壁の状態は査定額に影響する?

では、壁紙が汚れていたり、壁に傷があったりすると査定額は下がるのでしょうか?

結論として、壁の状態だけで査定額が決まるわけではありません。

不動産の査定では、

・土地の面積
・建物の築年数
・立地
・接道状況
・間取り
・周辺環境
・建物全体の状態
・リフォーム履歴
・市場の需要

などを総合的に判断します。

例えば、壁紙が古くても、立地が良く土地の需要が高い物件であれば、十分に売却できる可能性があります。

一方、壁のシミの原因が雨漏りで、建物内部まで大きな被害がある場合には、修繕費などを考慮する必要があります。

壁紙は売却前に張り替えた方がいい?

「壁紙が汚れているから、売却前に全部張り替えた方がいい?」

と考える方もいます。

しかし、必ずしも張り替える必要はありません。

特に築年数が古い空き家では、買主が購入後に自分好みにリフォームするケースがあります。

数十万円、場合によってはそれ以上の費用をかけて壁紙を張り替えても、その費用をそのまま売却価格に上乗せできるとは限りません。

そのため、まずは現状のまま査定を受けることをおすすめします。

不動産会社に、

「この壁紙は張り替えた方がいいですか?」

「このシミは修理した方がいいですか?」

と相談し、費用対効果を考えて判断しましょう。

壁の異常を隠して売却するのはNG

空き家の売却で重要なのは、建物の問題を把握している場合、正確に伝えることです。

例えば、

「以前雨漏りしたことがある」

「壁にシミがある」

「水漏れを修理したことがある」

など、所有者が把握している情報は不動産会社に伝えておきましょう。

問題を隠したまま売却すると、後から買主とのトラブルにつながる可能性があります。

分からないことは「分からない」と伝えたうえで、必要に応じて専門家による調査を検討することが大切です。

空き家は壁以外もチェックが必要

空き家の建物を確認するときは、壁だけを見ればよいわけではありません。

例えば、

・屋根
・外壁
・基礎
・床
・天井
・窓
・水回り
・給湯器
・電気設備
・床下

など、さまざまな場所を確認する必要があります。

特に長期間放置されている空き家では、雨漏りやシロアリ、害獣などの被害が進行している可能性もあります。

「壁に少しシミがあるだけ」と思っていても、原因を調べると別の問題が見つかることがあります。

千葉県の空き家でも早めの確認がおすすめ

千葉県には、千葉市・船橋市・市川市・松戸市・柏市などの都市部から、四街道市・佐倉市・八千代市・習志野市・流山市・大網白里市・東金市・茂原市など、さまざまな地域に戸建て住宅があります。

相続した実家をそのままにしているものの、所有者自身は遠方に住んでいるというケースもあります。

長期間人が住んでいない住宅では、壁のシミやカビ、雨漏りなどに気付くのが遅れる可能性があります。

そのため、「まだ売る予定はない」という場合でも、一度建物の状態を確認しておくことが大切です。

売却するか迷っている段階でも相談できる

空き家を所有している方の中には、

「まだ売るとは決めていない」

「思い出があるので手放すか迷っている」

という方もいるでしょう。

その場合でも、まず査定を受けて現在の不動産価値を知っておくことは有効です。

売却価格が分かれば、

「このまま所有する」

「リフォームして活用する」

「賃貸にする」

「売却する」

など、今後の選択肢を比較しやすくなります。

まとめ

不動産営業が空き家の壁を触るのは、単なる癖や確認ではありません。

壁の湿気、カビ、壁紙の浮き、膨らみ、雨漏りの跡、下地の異常など、見た目だけでは分かりにくい建物の状態を確認するためです。

特に空き家は長期間換気されていないことがあり、湿気や雨漏りなどの異常が発見されにくくなっています。

ただし、壁紙の汚れや傷があるからといって、必ず査定額が大きく下がるわけではありません。

売却前に高額なリフォームをするのではなく、まずは現在の状態で査定を受け、どこまで修繕する必要があるのかを不動産会社に相談しましょう。

相続した実家や長期間使用していない空き家がある方は、壁だけでなく建物全体の状態を一度確認してみてはいかがでしょうか。

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