近年、相続や高齢化の影響により、空き家を所有する方が増えています。
空き家支援センター「そらいえ」にも、
- 相続した実家が空き家になっている
- 親が施設に入居して誰も住まなくなった
- 売却したいけれどそのまま放置している
といったご相談が数多く寄せられています。
その中でも多い質問が、
「空き家の固定資産税っていくらかかるの?」
というものです。
「誰も住んでいない家だから税金は安いのでは?」
と思われる方もいますが、実際はそうではありません。
空き家は所有しているだけで固定資産税が発生し、放置すると税金が大幅に高くなる可能性もあります。
今回は、空き家の固定資産税の仕組みや放置するリスク、売却を検討した方が良い理由について分かりやすく解説します。
固定資産税とは?
固定資産税とは、土地や建物を所有している人に課税される税金です。
毎年1月1日時点の所有者に対して課税され、市区町村から納税通知書が送付されます。
対象となるのは、
- 土地
- 一戸建て
- マンション
- 店舗
- 倉庫
などです。
つまり、
住んでいても住んでいなくても所有しているだけで課税される
ということになります。
空き家でも固定資産税はかかる
「空き家だから税金がかからない」
と思われる方もいますが、それは誤解です。
例えば、
- 相続した実家
- 誰も住んでいない住宅
- 長年放置している空き家
であっても、所有している限り固定資産税を支払う必要があります。
さらに、
- 都市計画税
- 火災保険
- 草刈り費用
- 修繕費
なども発生します。
空き家は住んでいなくても維持費がかかる資産なのです。
住宅用地の特例とは?
実は住宅が建っている土地には税負担を軽減する制度があります。
これを
住宅用地の特例
といいます。
一般的な住宅の場合、
小規模住宅用地(200㎡以下)
固定資産税評価額が6分の1
一般住宅用地(200㎡超)
固定資産税評価額が3分の1
になります。
例えば土地の評価額が1,200万円だった場合、
住宅用地特例が適用されることで課税対象額は大幅に減額されます。
そのため、多くの住宅では固定資産税が抑えられているのです。
空き家でも特例は受けられる?
ここで多くの方が気になるのが、
「空き家でも6分の1になるの?」
という点です。
結論から言うと、
住宅として適切な状態であれば空き家でも特例を受けられる場合があります。
しかし問題は、
建物の管理状態が悪化した場合です。
特定空家に指定されると税金が高くなる
近年問題となっているのが
特定空家
です。
特定空家とは、
- 倒壊の危険がある
- 著しく老朽化している
- ゴミが散乱している
- 衛生上問題がある
- 景観を著しく損なう
などの状態の空き家を指します。
行政から改善指導を受けても放置すると、
住宅用地特例が解除される可能性があります。
固定資産税が最大6倍になることも
住宅用地特例が解除されると、
これまで6分の1になっていた評価額が元に戻ります。
その結果、
固定資産税が大幅に増加する可能性があります。
例えば、
年間3万円だった固定資産税が
10万円以上になるケースもあります。
「誰も住んでいない家なのに税金だけ増える」
という状況になる可能性があるのです。
空き家を持ち続けるコストを計算してみる
例えば佐倉市や四街道市にある一般的な空き家の場合、
年間で
- 固定資産税:5万円~10万円
- 火災保険:1万円~3万円
- 草刈り費用:2万円~5万円
- 修繕費積立:数万円
程度かかることがあります。
仮に年間10万円かかった場合、
10年間で100万円です。
さらに雨漏りやシロアリ被害が発生すると、
数十万円から数百万円の修繕費が必要になることもあります。
相続した実家は早めの判断が重要
最近特に増えているのが相続空き家です。
親が亡くなり実家を相続したものの、
- 遠方に住んでいる
- 利用予定がない
- 荷物が残っている
- 兄弟で話がまとまらない
といった理由で放置されるケースがあります。
しかし時間が経つほど、
- 建物価値は下がる
- 修繕費は増える
- 固定資産税はかかる
という状況になります。
売却という選択肢も考えよう
「古い家だから売れない」
と思われる方も多いですが、
実際には、
- 築古住宅
- 荷物が残った家
- 相続物件
でも売却できるケースがあります。
近年は、
- リフォーム需要
- 投資用物件需要
- 古民家需要
なども増えています。
空き家を持ち続けるコストを考えると、早めに査定や相談を行うことが大切です。
四街道市・佐倉市の空き家相談なら株式会社INfinityへ
株式会社INfinityでは、
- 相続した実家
- 空き家売却
- 空き家買取
- 老朽化住宅
- 荷物が残った住宅
- 再建築不可物件
など幅広いご相談に対応しております。
四街道市・佐倉市・大網白里市を中心に地域密着でサポートしております。
まとめ|空き家は持っているだけでもお金がかかる
空き家は住んでいなくても、
- 固定資産税
- 火災保険
- 草刈り費用
- 修繕費
などの維持費が発生します。
さらに管理状態が悪化すると、特定空家に指定され、固定資産税の軽減措置が解除される可能性もあります。
「いつか何とかしよう」と考えているうちに、負担だけが増えてしまうケースは少なくありません。
相続した実家や管理できない空き家でお悩みの方は、早めに売却や活用を検討することをおすすめします。
空き家は放置するほど選択肢が少なくなります。大切な資産を守るためにも、まずは現状を把握し、適切な対策を考えていきましょう。


