はじめに
「相続した実家が空き家になっているけれど、カーテンは閉めたままがいいの?それとも開けておいた方がいいの?」
空き家を所有している方から、このような質問をいただくことがあります。一見すると小さな問題に思えるかもしれませんが、実はカーテンの開閉は空き家の防犯性や建物の劣化、さらには近隣住民への印象にも影響する重要なポイントです。
結論から言うと、空き家のカーテンは「閉める」「開ける」のどちらか一方が正解ではありません。建物の状況や管理頻度に応じて使い分けることが大切です。
この記事では、カーテンを閉める場合・開ける場合それぞれのメリット・デメリット、空き家を長持ちさせる管理方法について詳しく解説します。
空き家のカーテンは閉めるべき?開けるべき?
空き家には人が住んでいないため、日常生活でのカーテンの役割とは少し異なります。
重要なのは次の3つです。
- 防犯対策
- 湿気・カビ対策
- 建物の劣化防止
この3つのバランスを考えることが、適切な管理につながります。
カーテンを閉めるメリット
① 防犯対策になる
最も大きなメリットは防犯です。
室内が見えなければ、
- 家財道具が残っているか
- 防犯設備があるか
- 侵入しやすいか
などを外から判断されにくくなります。
空き家は空き巣だけでなく、不法侵入やいたずらの対象になることもあります。室内を見えにくくすることで、防犯効果が期待できます。
② 家具や床の日焼けを防げる
直射日光は想像以上に強力です。
長期間日差しを浴び続けると、
- フローリング
- 畳
- 壁紙
- カーテン
- 家具
などが色あせたり劣化したりします。
特に南向きの部屋では紫外線の影響が大きいため、遮光カーテンを閉めることで室内の劣化を抑えられます。
③ 夏場の室温上昇を抑えられる
直射日光が室内に入り続けると、真夏には室温が40℃以上になることもあります。
カーテンを閉めることで熱の侵入を軽減でき、建材や設備への負担も少なくなります。
カーテンを閉めるデメリット
① 湿気がこもりやすい
空き家は人が住んでいないため換気不足になりがちです。
さらにカーテンを閉め切ることで、
- 空気が動かない
- 湿気が逃げない
- カビが発生する
という悪循環が起こります。
日本は湿度が高いため、特に梅雨時期は注意が必要です。
② 空き家だと気付かれやすい
数か月、何年もカーテンが全く動かない家は、不審者から「誰も住んでいない家」と判断される可能性があります。
郵便物がたまり、庭に雑草が生え、カーテンも閉まりっぱなしでは、空き家であることが一目でわかってしまいます。
カーテンを開けるメリット
① 日光による湿気対策
太陽光には乾燥効果があります。
室内に光が入ることで、
- カビ予防
- 結露対策
- 臭いの軽減
などの効果が期待できます。
特に冬場は結露防止にも役立ちます。
② 明るい印象になる
昼間に適度に光が入ることで、室内の状態を良好に保ちやすくなります。
また、内覧を予定している場合も、明るい室内は購入希望者に好印象を与えます。
カーテンを開けるデメリット
① 室内が見えてしまう
家具や家電がそのまま残っている場合、外から室内が見えることで防犯面のリスクが高まります。
高価な家財が見える状態は避けましょう。
② 紫外線による劣化
長期間日光が当たり続けると、
- 畳
- フローリング
- クロス
- 木材
などが劣化してしまいます。
特に南向きの大きな窓は注意が必要です。
おすすめは「レースカーテン」を活用すること
空き家管理では、
厚手のカーテンではなくレースカーテンだけ閉める方法がおすすめです。
レースカーテンなら、
- 外から見えにくい
- 光は入る
- 湿気対策になる
- 室内が明るく保てる
というメリットがあります。
完全に閉め切るよりも、建物への負担を軽減できます。
定期的な換気が最も重要
カーテン以上に重要なのが換気です。
できれば月に1回程度は訪問し、
- 窓を開ける
- 全室の空気を入れ替える
- 押し入れも開放する
- 水回りを確認する
ことをおすすめします。
換気を行うだけでも、建物の寿命は大きく変わります。
長期間管理できない場合はどうする?
遠方に住んでいる場合や忙しくて管理できない場合は、
- 空き家管理サービスを利用する
- 定期巡回を依頼する
- 売却を検討する
という方法があります。
放置期間が長くなるほど、
- 雑草
- 害虫
- 雨漏り
- カビ
- 外壁の劣化
などのリスクは高まります。
売却予定ならカーテンはどうする?
売却を考えているなら、
内覧時は
- カーテンを開ける
- 室内を明るくする
- 換気する
- 掃除をする
ことが重要です。
明るい室内は第一印象が良くなり、購入希望者にも好印象を与えます。
逆に暗く湿気のある家は、「管理されていない」という印象を持たれやすく、売却価格にも影響する可能性があります。
空き家を放置するリスク
カーテンだけでなく、空き家そのものを放置すると次のような問題が起こります。
- 建物の老朽化
- 雨漏り
- シロアリ被害
- カビの発生
- 雑草の繁茂
- 不法投棄
- 不法侵入
- 景観の悪化
- 固定資産税や維持費の負担
さらに、管理が行き届かない状態が続くと、自治体から「管理不全空家」や「特定空家」に指定される可能性もあります。そうなると、行政から改善指導や勧告を受けるケースもあるため注意が必要です。
まとめ
空き家のカーテンは、「閉める」「開ける」のどちらか一方が正解というわけではありません。
普段の管理では、レースカーテンを活用しながら定期的に換気を行うことで、防犯と湿気対策のバランスを取ることができます。また、長期間管理が難しい場合は、空き家管理サービスの利用や売却を検討することも大切です。
空き家は適切に管理することで資産価値を維持しやすくなります。反対に放置期間が長くなると、建物の劣化や売却価格の低下につながる可能性があります。
株式会社INfinityでは、大網白里市をはじめ千葉県内の空き家売却や相続不動産のご相談を承っています。「遠方に住んでいて管理ができない」「売却するべきか迷っている」という方も、お客様の状況に合わせた最適なご提案をいたします。空き家でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。


